心配されていたお天気にもめぐまれ、参加者もほぼ満員御礼の30名。
新緑の飯南路を歩くことに。
3回ほどこのコースを歩いているが、やはり柿野神社から柿野小学校までの道が心配。
このあたりの国道の路肩は、人が歩くことを考慮していないほどの狭さ。
拡幅するのが難しい場所なのだろう。できればここは歩きたくない。
そこで今回は国道をの上を通る路地を行くことに。
路地は個人の家の庭先を通るような風情で、車はもちろん自転車も通るのがやっとの道である。
しかしここを使うと、安全に柿野小学校の裏門にでるのである。
小学生の通学路でもあるそうだ。
ここをクリアできたら、あとは国道からほとんど離れれるコース。少し気が楽になる。
毎回、道路の安全面が気になってしかたないのだ。
小学校前の少し開けた場所で隊列を整え、稲荷山がある北へ向かう。
この分岐点は「せったい」とよばれ、かつてこの街道を通る旅人などにお茶などを振舞ったことからつい名称である。
江戸時代に整備された和歌山街道と古来からある伊勢本街道の分岐点と思われる。
すこし街道からそれるが、稲荷山北にある和紙和牛センターで一服。
100mほどだが、少し急な坂を上ったせいか、ちょっと息が荒れる。
飯南町深野は400年前から始まった深野紙や、世界に名だたる松阪牛の産地であり、センターはその資料館である。
見学後、高台からまた坂を下り、旧笠汲み橋で語り部の中村さんから説明をうける。
橋をわたり、梵鐘やオランダ紅つばきで有名な来迎寺へ向かう。
>>来迎寺詳細
来迎寺で住職からお茶の接待をうけ、しばらく田園のなかの小道を歩き、再びあらわれた国道を横断して、大石方面へ向かう。
大石宿を抜け、大石不動院で休憩。
ここの滝はいつもながらひんやりして気持ちいい。
ゴールの小坂食堂まであと一息、みなさん足どり元気で、たいしたものです。
お昼前に小片野に着く。
ここでいったん終了し、あとは希望者で小坂食堂へ。
ここの焼き鳥、ホルモンが楽しみで参加したメンバーもあるとか。
私もそのひとりだが。
午後はオプションコースとし、希望者で和歌山街道を六呂木町方面へと歩く。
現国道を左手に見下ろしながら鳥羽見峠、七曲を抜け六呂木へ。
このあたりは国道が西側にバイパスとして整備されたため、いまも当時の面影が残る。
土の坂道が続くこの峠みちを歩くと、タイムスリップしたような感覚があり、和歌山街道ウォークのおすすめコースかと思う。
全コース約10km。
8割方の参加者が全行程を完歩。
みんさんお疲れ様でした。
次回もよろしくお願いいたします。
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